ナマズ理論

2016年03月26日

大ナマです。久しぶり過ぎる更新です。

冬の間は釣りをしておりませんでした。
釣り具を買う欲求なども特になく、釣りとは離れた生活をしておりましたがナマズの事を忘れたわけではありません。
ちなみに釣り具業界についての私の考えは
「過剰広告が過ぎる」
「意味不明な理論を次々と提唱して、消費者に過剰に金を使わせようとしている」
です。
釣り具業界の中の人にとっては死活問題なので、過剰広告等は仕方ないのかもしれませんが。

さて本題
鯰人の間ではナマズの生態についてまことしやかに語られている
・ナマズは目が悪い
・ナマズは音(水の振動)に敏感
・ナマズは夜行性
・ナマズは貪欲
などの性質がありますが、それは本当のことなのでしょうか。
ナマズに普段から慣れ親しんでいる鯰人の間では経験的に上記が正しいであろうことは分かっています。
しかし本当にそうなのか、きちんと実験や調査によって調べた人は見たことがありません。
もしかしたら、とあるフィールドにナマズが100匹いたとして
・100匹中70匹は昼行性&とても警戒心が強く、釣り人に釣られるのは稀
・100匹中30匹は夜行性&アホなので、よく釣り人に釣られる

という現象を我々鯰人が観察して「ナマズは夜行性」という結論を出しているのかもしれません。
100匹中70匹が昼行性であれば、ナマズは平均的には昼行性の魚であると結論づけることができます。
本当に自然下でのナマズが夜行性なのかどうかを調べるためには、自然にいるナマズに発信機等を装着して、モニタリングする必要があります。

そんな研究をした人はいないのかな~とか思ってネットを探しているとありました。
きちんとした学術論文です
その論文がこちら(リンク先PDF)
小河川における超音波テレメトリーを用いたナマズの行動解析
きちんと追跡できた個体が3匹とサンプル数は少ないですが、結果は以下のとおりです。

・10~11月はおおむね夜行性だった
・12~1月は昼行性も夜行性も両方示された
詳細は論文を拝読ください。ちなみに私もきちんとは読んでいません(アカン)

論文の中で挙げられている参考文献の知見では
「水温によってナマズの夜行性と昼行性という特性が変化している」
という事が示唆されているようです。
水温の閾値は15°C、10°Cあたりにあるとのこと。

ちなみに冬季にナマズが生息・活動できるフィールドの条件として
・ナマズの隠れ家が存在している
というファクターが大きいとのこと。3面コンクリート護岸は最悪の環境らしいです。
といっても日本は3面コンクリートだらけですよねぇ。。。

長々とお付き合いありがとうございました。
論文末尾に挙げられている参考文献の中にもおもしろいものがあるので、時間があれば内容をご紹介したいと思います。








2015年05月24日

前回の記事ではスピナーベイトを使ったナマズ釣りについて書きました。
スピナーベイトの釣りをしていて分かったことがあるので書いてみたいと思います。
もっとも、私のメインフィールドはせいぜい幅が3~4メートル、最大水深1.5メートルの水路なので参考にならない方も多いと思います。

分かったことその1:アンダーでしか反応しないナマズが存在する
あるエリアに何回かキャタピーを通しても無反応だったにも関わらず、スピナーベイトを通したら一発で反応が返ってきたことが数回ありました。
反応と言っても
・ブレードバイト
・スピナーベイトに体当たり
などフッキングに至る反応でない場合も多かったですけど。

ナマズのルアー釣りはトップウォーターをメインにしている方が大半だと思われますが、デイナマであればアンダーの釣りもおすすめだと思います。
スピナーベイトを水面~水深30cmあたりにキープしてリトリーブすれば透明度にもよりますがバイトの瞬間が見えますし、結構面白いと思います。
フローティングミノーなんかもいいんじゃないでしょうか。
アンダーの釣りはトップでは味わえない水中を想像する楽しみというのも出てきます。
完全に日が落ちたナイトゲームだとアンダーの釣りはやりにくくてしょうがないので、やはりデイナマ限定ですかね。

分かったことその2:トップへの追い食いのありなしはナマズのやる気より水深と関係がありそう
トップへのバイトは1回しかなかったのに、スピナーベイトを通すと何回か反応があった場合が観察されました。
この理由について自分なりに考えてみました。

ナマズは底につく魚だという事は良く知られています。鯰人3で谷中さんもそう言っています。
しかし、底ならどこでも良いかというとそうではなく、ナマズなりに居心地の良い底の条件が存在するようです。
いつも行っている用水路でバイトが集中するエリアがほぼ決まっていることからもこれは分かります。
なんとなく縄張りみたいなものがあるようです。
底に付いているナマズにとって水面まで出ての捕食行動というのは非常にリスキーな行為だと思います。
「縄張りからはなれてしまうので、縄張りを取られるかもしれない」
「水面は鳥や人間と言った危険が多い」
ということで、ある程度の深さの底に付いているナマズにとって水面へ捕食しに出ていくことはあまり得策とはいえません。
底にだって甲殻類や水生昆虫や小魚などの餌がいるわけですから。
居心地の良い底から大きく動いて戻れなくなるリスクをナマズは嫌っているように思います。

浅いところへルアーを通すと何回も追い食いがあるというのはみなさん経験があるかと思います。
また、浅いところへ出てきた鯰というのは底の縄張りを守ることよりも捕食行動を優先しているため追い食いが多いのかなと思います。

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